皆さんこんにちは。

今回のブログでは、E46M3のシートクッション交換についてご紹介させて頂きます。

このE46M3のオーナー様は、長年E46をご愛用されてきた方で「いつかはM」というBMW乗りなら一度は考える夢を実現された方です。

前愛車以上に長く付き合っていくであろう新しい相棒ということもあり、走行距離8万キロでやや疲れ気味の運転席をリフレッシュさせたい!!ということで運転席シート座面のシートクッション交換が追加整備プランに組み込まれました。

これが部品注文して届いた運転席側座面のシートクッションです。

クッションは座面とランバーサポート部が一体になっていて、クッション部については左右の区別は無く共通となります。

シートクッション部の交換はもちろんシートを外して行いますので、交換作業の間は運転席がこんな感じにウォークスルーになってシートの帰りを待っています。

座面クッションを取り外すため、カバーやスイッチモジュールなど全て取り外されています。

カバー類を外したらシートフレーム底面に被さっている表地を外していきます。

中腰体制で指先に力を入れながら表地を外していくのですが、この体制は結構しんどそうですね(-ω-;

シートフレーム底面から表地が外れるとこんな感じでシート座面がクッションと共に浮かせられるので、シート底面に接続されているコネクター類を外していきます。

シートの表地と中のクッションはこのように金具で固定されているので、プライヤーなどを駆使して1つ1つ外していきます。(流石に指先の力では外し切れません・・・)

シート表地がズレないよう結構な数でとめられているため、表地を傷つけないよう外していくのは時間と根気がいる作業となります。

作業中の工場長を見ると地味な作業ですが、作業中の体勢といい・・・結構辛そうな感じでしたね(-ω-;(ホント、休み休みじゃないと辛そうな作業です)

因みにシートクッションはウレタン素材ですが、留め金を通す部位には布で補強がされており、ワイヤーも通っているので座った際の加重等で表地が引っ張られた際に中のクッションが千切れないようになってます。

シートクッションがやっと顔を見せましたね。

乗り降りの際についつい・・・というかほぼ100%潰してしまう座面サポート部を見ると、ウレタンがパックリ割れちゃってました(-A-;

シートにおいては、何気に一番酷使される個所がここなのかも知れないですね(-ω-;

取り外されたクッションを新品と並べてみると、取り外したシートクッションの疲れ度合がよくわかりますよね。

(ホントにお疲れ様でした!!って感じに思いました)

あとは新品のウレタンを元あったように留め金で1つ1つとめていくのですが、これがまた取り外すとき以上に時間と根気がかかる作業となります。

小休止のあと、工場長は再びこの体勢で手足腰をプルプルさせながら留め金との格闘に勤しんでおりました。(>A<b

留め金を全てつけ終えたらカバーやコネクター類を元通りにして、表地をシートフレーム底面に被せて固定します。

ここまでくれば地獄の中腰体勢からも解放されラストスパートな感じですね(>ω<b

最後にクッション交換を終えたシートを車輌側に組み付け、パワーシートの作動チェックまで終えれば全ての作業の完了となります。

交換後の座り心地については、座面の沈み込みもなくランバー部のホールド性も見事に復活しました(>ω<b

工場長も苦労が報われ、心なしか満足気で次の現場?(作業)へ走り去っていきました。

今回のE46 M3以外でも、シートクッション交換は時間と根気がいる作業の為お預かりしての作業となります。

シートの沈み込みやランバーサポート部のへたりが気になる方はご相談ください。

愛車と長く付き合っていく中で、一番長く触れるシートをリフレッシュして気持ちを新たにBMWライフを再スタートしてみては如何でしょうか?

 

私達は、長く快適なBMWライフを満喫いただくため、トレーニングを受けたメカニックがメンテナンスさせて頂きます。

他店でBMWをご購入された方でも「Tsutae’s Check Up」でBMWの診断をさせて頂きます。

つたえファクトリーでは、法定12ヵ月点検以上にBMW専用の点検項目を設けた「Tsutae’s Check Up」をご提供しております。この点検内容は、「即交換」「早期交換」「予備交換」と3段階に分けた診断書をお渡しし、今後のメンテナンス計画についてコスト面も踏まえながらメンテナンスさせて頂きます。

 

私達はBMWを身近に感じているパートナーとして、様々なご要望にお応えして参ります。

 

それでは皆さん、また次回のブログでお会いしましょう!!